ヨーロッパサッカーはスケジュールを楽しむ
気候の関係などから、日本国内のサッカーは、春から秋にかけて開催されますが、ヨーロッパサッカーは、秋から翌年の春にかけて開催されます。
その中でも特長的なのが、各国内リーグのスケジュールで、概ね12月中旬から1月頃にかけての長期の休みとなるウインターブレイクがあります。
選手たちにとっては、休養を取れるだけではなく、怪我を負った選手にとっては、まとまった期間があるため、リハビリなど身体をメンテナンスできる貴重な期間です。
クラブとしても、ミニキャンプを開催することで、シーズン中にはなかなか難しいハードなトレーニングや、戦術練習にじっくり時間をかけられるチャンスでもあります。
また、同時期には選手の移籍市場が解禁となり、シーズン途中で見えてきたクラブの弱点を補うために、積極的な移籍が行われるなど、後半戦に向けて、しっかりと準備をする期間となります。
これまでの歴史の中でも、ウインターブレイクを挟むことで、優勝候補としてトップを独走していたクラブのこれまでの快進撃が止まってしまったり、逆に低迷していたチームが、まるで別のチームであるかのように快進撃するなど、大きく流れが変わることが、しばしばあります。
シーズンを通して結果を残すためには、ウインターブレイク期間の過ごし方が重要であり、その変化に注目するのも、ヨーロッパサッカーを楽しむ、ひとつの要素です。